就職、転職の面接について
今現在、問われているのが面接へ挑む者の意識と、面接を行う会社側の問題です。大きく見ればそれは負のスパイラルとなっていて個人レベルで解決できるような些細な問題ではなくなっています。従来企業の面接へ行きつくためにはある程度その行程の中で良い判定をもらった者だけ進める場所でした。それ故、面接へ挑むはそれに対し努力し、その努力が力となって、もし今回の面接で内定がとれなかったとしても次の面接でそのついた力を活かせたり、非常に意識の高い人間が育ってきたと感じます。また、会社側も企業としてのプライド、販売商品の品質、利益をきちんと考える余裕がありました。
近年、バブルが弾けてからからというもの、日本は大不況へと突入し、大きな企業は大規模なリストラでその負債を賄うなど、大企業に勤めることができれば安泰という考え方は古い考え方だとされています。またインターネットの普及に伴い、企業の求人情報掲載や、募集フロー簡略化が進み、従来のようにいくつも工程をかせる会社は、面接を挑む側から選ばれず、結果人手不足となっていきます。こうなってしまうと、とにかく人を探し、どんな人間でもいいから入社させるといような思考の会社が増えてきます。挑む側もあっさり面接に受かってしまうので物になるものもなく、社会の荒波にのまれていき、今の世の中は現代の若者にとって非常に不利な状態になっていると感じます。
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